MOOCs、Online Learningを整理してみた

萩原静厳
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こんにちはビッグデータエバンジェリストの萩原静厳です。リクルートマーケティングパートナーズでは受験サプリをはじめとするオンラインラーニング領域のビジネスを推進しているのですが、最近流行っている「MOOCsやらOnline Learningやらはどういう感じなの?」ということで、個人的にこの領域を整理した時の資料でご説明したいと思います。

MOOCsは米国の大学を中心に発展

Massive Open Online Course (MOOC、ムーク) またはMassive Open Online Courses (MOOCs、ムークス) は、インターネット上で誰もが無料で受講できる大規模な開かれた講義のことです。大学がなぜこういうことをするのかというと「世界中の誰もが何の制限もなく質の高い教育を受けることが出来るようにすること(Coursera)」というゴール設定をしていたりしていますが、「良い学生を世界中から発掘したい」「卒業生が活躍することで大学のブランド価値が上がる」などのメリットがあることが考えられます。

Courseraの紹介はこちらが詳しいです。

各MOOCsを整理するとこんな感じに見ています。ポイントは「誰が教えるか?」「(カスタマの)ゴールは?」「直近の動きは?」の3点だと見ていてます。「誰が教えるか?」については有名大学の講師だったり、Facebookエンジニアといったような有名企業の講師だったり、つまりコンテンツの優位性が大事になっていると見ています。「(カスタマの)ゴールは?」については大学発MOOCsは単位や学位、修了証書を与えるというところがポイントになっていますが、それ以外ですと明確なゴールを設定することが課題になっていそうな状況です。「直近の動きは?」については各サービスが独自路線ではあるものの、日本は認知拡大に向けて東大やドコモなどのブランド力を持つところと繋がろうとする動きだったり、米国は日本より広く認知されているので海外展開やGoogle連携など世界への動きが見られています。

私の整理した資料はこちら↓

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Online Learningはユーザー数は多いがゴール設定が課題

Online Learningで一番有名なのはカーンアカデミー (KHANACADEMY)で、創設者サルマン・カーンの創設のきっかけは有名です。

KHANACADEMYやDuolingoなど、Online Learningの領域は世界的に有名なものがMOOCsより多いですが、以下の資料を見てもカスタマのゴール設定に難易度が高い状態です。しかし利用者が非常に多いためDuolingoは言語教育サービスですがTOEFLを超える独自の言語資格を設けようとしていたり、Codeacademyはプログラミング教育サービスと共同し雇用促進事業(ReskillUSA)を立ち上げたり、やることが大きいなぁという印象を受けます。

Online Learningをいくつかピックアップしています(かなり私の趣味が入っているのでそこはツッコミはなしでお願いします笑)↓

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MOOCs、Online Learningの将来は?

テクノロジー的な視点でMOOCsとOnline Learningの将来を考えてみたところ、以下の進化があると思いました。

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ディスカッションやライブ(生放送)を実現する上でグローバル展開するMOOCsに必須になるのは同時通訳でしょう。そういうことを考えるとSkypeの同時通訳などは組み手としてあり得る流れです。

また人工知能などで知識レベルのテクノロジー代用が進んでいる中では、人間の学びが知識から知恵にシフトするのは大いに考えられると思います。またディスカッションやライブ中継などがグローバルで進むと、結果的にカスタマのゴールは自分や国のアイデンティティへシフトしていくかもしれません。

イメージでいうとマイケル・サンデル教授のディスカッションの授業が、オンラインで世界から手を上げた精鋭たちにより白熱した議論が繰り広げられ、生中継で数百万人の視聴者がリアルタイムでコメントする世界が来るのではないかと思います。

 

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