Keynote(基調講演)新しいサービスの登場〜re:Invent 2015参加レポート#3 #reinvent

sparkgene
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こんにちは、sparkgeneです。

シアトルから始まった今回のツアーですが、いよいよAWS re:Inventが本格的に始まりました。

昨夜はJapan Nightということで、日本から参加した人達が集まるAWS Japan主催のイベントへ参加するなど、時差ボケのダメージが溜まり始めてきていますが、早起きして会場へ向かいました。

開始時間の30分ほど前に到着したおかげで、Andy Jassyをそこそこ近い位置で見ながら聞くことが出来ました。

ち、小さい。。
ち、小さい。。

今回も怒涛の新サービス発表がありました!

Amazon QuickSight

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一般的にBIツールはデータが増えるにしたがって処理が重くなることから、データ量に比例してスペックを上げざるを得ないケースが往々にしてあります。そもそものコストが高いBIツールですが、こういった事情から更にコストが高くなりがちです。そこでAmazonが出してきたのは、データ量とユーザー毎に課金されるシステムのQuickSight。DynamoDB、RDS、Redshift、S3、EMR、Kinesisといったサービスをデータソースとして簡単にビジュアライズ出来ます。データ量が増えて処理が重くなろうが、そこで課金されることはありません。

まずはプレビュー版からのリリースとなりますので、こちらから申し込みができます。

Amazon Kinesis FireHose

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通常のKinesisはKCLを使ってKinesisに登録したデータを取り出すアプリケーションを作る必要があります。今回発表されたFirehoseは、Kinesisに登録さえすればS3もしくはRedshiftに勝手に登録されるサービスです。今後はIoTの利用が進むと思われるので、この設定さえすればkinesisに放り込んだセンサーのデータなどをバックエンドに保存してくれるため、サービスとしてはその保存されたデータを使って何を作るかに注力できます。

Firehoseは本日 (10/8) から利用することが出来ます!

Amazon Snowball

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現状はネットワーク越しにデータをAWSへ移動させようとすると、サイズが大きくなれば大きくなるほど時間がかかってしまいます。Snowballを利用すると最大50TB(現状は)のデータをネットワークの帯域を気にせずにAWSへ移動させることが出来ます。

『でもどうやって?』と思ったら、スーツケースみたいなストレージにデータを保存してそれをAmazonへ送りつけるとやってくれるというものだそうです。

以前からImport/Exportというサービスがありましたが、自分でそのストレージを購入して出荷する必要があるなど色々と手間でした。Snowballは強固な専用ストレージをAmazonが貸し出してくれるため、出荷などの手続きをマネージメントコンソール上で行うことが出来ます。

snowballが登場するとちょっと”ざわっ”ってなりましたw
snowballが登場するとちょっと”ざわっ”ってなりましたw

Amazon RDS for MariaDB

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昨年RDSのデータベースエンジンとしてAuroraを発表しましたが、ユーザーからは『AWSにロックインされるのは嫌だ』といった意見も出ており、『オープンソースのデータベースが欲しい!』ということで、MariaDBがRDSのエンジンの一つとして新しく追加となりました!

しかも本日 (10/8) からどのリージョンでも使えます!!

AWS Database Migration Service

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既存のデータベースをAWS上へ持って行く際に、同じDB同士だろうがOracleからMySQLだろうが必要なコンバートをしてくれるサービスです。

AWS Schema Conversion Tool

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先ほどのMigration Toolとセットで利用するツールとなるのが、AWS Schema Conversion Toolとなります。DBのトリガーファンクションといった機能までも移行先のDBに合わせて変換をしてくれるサービスです。

AWS Config Rules

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昨年、AWS Configというサービスが発表されましたが、そのサービスをさらに補完する立ち位置としてこのサービスが発表されました。

例えば以下の様な定義をすると、Lambdaのファンクションでこれらの内容がチェックされるようになります。

  • 指定されたVPCにインスタンスが起動され、タグが設定されている
  • すべてのインスタンスは少なくとも1つのセキュリティーグループが設定されている
  • 本番環境では起動されたインスタンスで22ポートが開いていないかを確認する

Amazon Inspector

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簡単に言ってしまうと、脆弱性試験ができるツールです。新規サービスの立ち上げ当初には脆弱性の試験を行うことが多いですが、機能追加のたびにそれを行うのは結構面倒です。そこで、このサービスを利用することで継続的な試験が出来るようになりそうです。

まとめ

SnowBall、QuickSight、Database Migration Service、Schema Conversion Tool、Config Rules、Amazon Inspector といい、エンタープライズ向けに必要そうなツールが多く出てきました。去年辺りからエンタープライズに力を入れている感じはありましたが、今年はサービス一丸となって更に力を入れているように思います。

個人的に興味があるのは、QuickSightとAmazon Inspectorです。

QuickSightは新たなセッションとして追加されたので、後ほど聞いてきます。もし試しに使うことが出来たら、こちらのブログでも紹介したいと思います。

re:Inventの前に AWS Elasticsearchや、SESがin boundへ対応、AWS WAFなど、個人的にはre:Inventで発表されてもおかしくないような機能が事前に公開されたので、どんな発表があるのかとドキドキしていましたが、想像以上に多くの発表があってびっくりしました。

明日のKeynoteでも新しいサービスの発表があるはずなので、『どれだけ隠し玉を持っているんだ (wktk』と思ってしまいます。